極楽寺について
お寺として開かれたのは、今から1300年前、諸国行脚をされたことで
有名な行基上人(天平年間、 668~749)と伝えられています。
浄土宗になったのは500年ほど前、存道上人(室町時代、寛正年中/1460~1464)が最初の住職です。
当時の本堂は、現在の地より北東・少し山側にありましたが、江戸中頃(1711)に起こった火災によって焼失しました。
数年後、第7世恵龍上人(享保2年/1717)代に檀家の村の人達の尽力によって現在の地に再建されています。
現在の本堂は、茅葺き屋根からコンクリート造に昭和48年に再建されました。
三門は、平成7年の地震にも耐えましたが、害虫や風雨には耐えられず
平成25年に再建されています。
この小部の地は、歴史が古く飛鳥時代にまでさかのぼります。
山田川付近を谷通りと称し山裾の細くのびた部分を尾通りといい、
その近郊の村落を尾部(おうぶ)と呼んだのが由来だそうです。
平安時代に平清守や源義経が、桃山時代には羽柴秀吉と少し縁のある土地柄です。
宗旨 : 浄土宗
本尊 : 阿弥陀如来
教え : お念仏を称えれば、仏の救済をうけ平和な日々と浄土への帰還が約束される。
お経 : 浄土三部経 (阿弥陀経、無量寿経、観無量寿経)
昭和初め頃の極楽寺
石段を上がり、門をくぐると茅葺きの本堂。
その並びに庫裏玄関があり、入るとそこは土間で空気がひんやりとしていて、
奥は薄暗く水屋とへっついさんがありました。
小さな座敷の障子を開けると先々代の作った小さな庭があり、
池には金魚が泳いでいました。
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